乾燥肌の人は湯シャンを考える前に
美容師さんに「湯シャンってどう思う?」と聞くと、「んー、とりあえず毎日は洗わない方がいいです。シャンプーは4?5日に1回くらいでいいと思います。シャンプーをつけなくても、4?5日は洗わない方がいいです。」とのこと。美容師さんから湯シャンについてのコメントは聞けませんでした。
でも、びっくり!まさか美容院で4?5日も洗わなくてもいいと言われると思わなかった?。そのくらい頭皮の脂の分泌が少なくなったらしい。
湯シャンが全ての答えではないということですよね。このブログの方は今はシャンプーはされているそうですけど、毎日は洗わないそうです。
湯シャンは一つの考え方
要はそういうことなんです。湯シャンすること自体がいいか悪いか、という風に考えてしまうとどうしても方法論ばかりに目が行ってしまいます。しかしどうして湯シャンをしようと思ったのか、というところにもう一度立ち戻ってみるといいと思うのです。湯シャン自体が目的だったのであればいいのですが、おそらくは湯シャンをすることで得ようとしていた効果だったり達成したい目標があったはずです。
その目標が達成できるのであれば別に湯シャンでなくてもいいわけです。
湯シャンでフケがすごい人は・・・
湯シャンをしてフケが出てきたので辞められたそうです。というかそれ湯シャンのせいじゃないと思うんですけどね・・・そもそもフケが出ていたのをシャンプーを毎日強制的にすることで分からなくしているだけだったのではないでしょうか。
フケとは何か
フケとは元々頭皮です。髪の毛からフケが発生しているわけではなく、頭皮が剥がれ落ちてフケになっているのです。どうして頭皮が剥がれ落ちるのでしょうか。もしこれが顔のお肌だったらどう思うのでしょうか。。引き続き洗顔クリームで洗いまくることでフケが出ないようにする。これってかなり強引に思えませんか?
フケの根本原因にアプローチする
とはいえ社会生活上フケが出てしまうのは仕方がないことです。そのままにしておくことによるデメリットも大きいですから、とりあえず刺激の少ないシャンプーをすることでフケがとまるのであればそれもありでしょう。
ただし中長期的にはフケが出てしまうことへの対策も欠かせません。要は頭皮の状態を整えないといけないわけです。剥がれ落ちてしまうくらいに荒れてしまった頭皮を復活させるために行うことの最優先は栄養不足の解消でしょう。
お肌の調子が悪い時というのは代謝がうまく行っていないときです。お肌というのは最初に代謝の調子が悪いことを知らせてくれるバロメーターのようなものです。なので、そこにふたをかぶせてしまうのではなく、普段の食生活習慣を見直すことから始めましょう。睡眠時間も含めて見直していかなくてはなりませんね。
湯シャンの導入方法
湯シャンのオススメのやり方です。
最初は湯シャンを1週間に1回から
湯シャンは徐々に導入していくほうがやりやすいです。いきなり毎日シャンプーをしていた状態から全くしない状態に移行するとシャンプーの刺激に慣れていた頭皮がびっくりして油脂をどんどん出してしまったりして匂いが発生します。最近のシャンプーは洗浄力が強いですから、シャンプーをしなくなると汚れが溜まったような感覚にもなります。つまりかゆくなったりするのです。
いきなりこの状態になると湯シャンってどうなの?とせっかく始めようと思ったことに挫折してしまうことになりますので、まずは1週間に1回湯シャンにしてみてください。そしてその日は整髪量をつけない方がオススメです。というか整髪料をつけるとシャンプーなしでは落ちませんから。
洗い方
湯シャンのやり方として一番危ないのはシャンプーをしていた時と同じように頭皮を強くこすったり爪を立ててしまうことです。シャンプーをすると泡が立ちますので、多少強くこすったり、爪を立てても大丈夫だったかもしれませんが、湯シャンの場合は泡は全くありません。なので決して強くこすったりしてはいけません、指の腹でやさしくマッサージをするようにしてあげましょう。
その代わりですが、湯シャンはかなり長くやります。人にもよりますが、10分~15分くらいでしょうか。石鹸、シャンプーを使わずに汚れを落とすわけですから、少し長めにお湯をかけ続けるのがコツです。指先の感覚も磨いておきましょう。慣れてくると洗えたのか、洗えていないのかといったことがわかってきます。
痒い部分などがあったとしても決してそこをかいてはいけません。痒いということは何かしら肌のトラブルが発生していますので、かいてしまうとそこから細菌が入って化膿するみたいなことだって起こりかねません。痒いところこそやさしくマッサージしてあげましょう。刺激を与えないことが一番です。どうしても痒くてたまらない場合は皮膚科に行くことも検討してもいいかもしれません。
徐々に回数を増やし、洗髪時間を短くする
このやり方は男性の短髪の人のみかもしれませんが、最初は1週間に1回から始めて、徐々に週2回、3回と増やしていきましょう。そしてコツがわかってきたら洗髪時間は5分くらいでいいかもしれません。
頭皮の状態が落ち着いてくるとそれほど長く洗髪しなくても汚れは落ちてくれるのです。そこまでいくまでに少し時間がかかるのです。
湯シャンで抜け毛が減るか
抜け毛の原因が重要
いきなり結論めいてしまいますが、湯シャンの効果で抜け毛が減るかというと、その人がどうして抜け毛に悩んでいたかの原因によります。頭皮に栄養が行き渡っていないために抜け毛が発生していたとしたら、例え湯シャンに大きな効果があったとしても抜け毛が減る可能性は低いかもしれません。
湯シャンの効果で抜け毛が減るとすると、それはシャンプーをすることによって頭皮が痛んでしまっていた、という場合に顕著なのだと思います。いい臭いがする、ふわふわになる、さらさらになるといった理由でもはやシャンプーすることが今の時代は当たり前になっていますが、平安時代などはシャンプーなどなかったのです。まぁだから当時の人の髪の毛は臭い人はかなり臭かったとおもいますけどw
シャンプーする目的を見直す
湯シャンと抜け毛の関係を考える場合は、どうしてシャンプーをするか。そこを見直してみるといいかもしれません。もちろん一番のシャンプーの目的は汚れを落とすことですよね。頭皮にたまった脂だったり外出したことでついたほこりなどの汚れを落とすことです。
ただ、今の時代のシャンプーはかなり刺激が強いです。洗浄力は強いので汚れは落ちているのかもしれませんが、その強い洗浄力は必要のないものまで洗い流している可能性があります。頭皮に常駐している常在菌もそうですが、場合によってはお肌そのものを洗い流している可能性があります。
そうなってくると臭いが発生してくるといったことも考えられます。においっていきなり発生するのではなく、原因があるはずなんです。
なので湯シャンで抜け毛が減るかどうかということを考える前に、現状自分の頭皮の状況がどういった状況なのか、ということをまず確認することが大事かもしれません。
シャンプーしなくなったらどうなったか
ポイントはシャンプーをやめて、湯シャンにした時にどんな反応が得られたかです。脂ぎってしまったのか、ぱさぱさになってしまったのか、かゆくなったのか。いずれもシャンプーのしすぎで頭皮が痛んでいる状態だったのではないかと思われます。
この状態で湯シャンを続けると痒みが続いたり、においが消えなかったりしますので、オススメはしません。かといって元のシャンプーを使うのもよくありませんから、できるだけ刺激の少ないシャンプーを探してみてください。まずは頭皮の状態改善からはじめていくことが重要なのです。
湯シャンが危険かどうか試してみた結果
湯シャンする前まで
シャンプーと泥パックしてました。どちらも美容室で美容師さんからいいよって進めてもらったものです。シャンプーはかなり高くて4,000円くらいかな。泥パックも5,000円とかするのをしてました。頭皮の脂が取れるから、、、ということで泥パックもしてたんです。実際夏場はすーすーして気持ちいいですし、頭皮の脂は取れているような気はします。今も美容室に言った時だけシャンプーと一緒にやってもらっています。冬場は少し寒いですけどね(笑)
湯シャンをするきっかけ
あまり深いものはありませんが、シャンプーにこだわり泥パックもしていました。元々あまり肌が強くなく、海外旅行に行った際にホテルのシャンプーや石鹸を使うと肌が荒れていました。そんなこともありシャンプーも泥パックも旅行にはもって行くということをやっていました。それがめんどくさかったんです。過保護になっているような気がしたり、いきなり荒野に放り出されたらどうするんだみたいな。んなことあるんかいなとは思いますがw
もう少し簡単に言うと、特定のものがないといきていけない、そんな状態から抜け出したいと思ったのです。海外に行った時もその土地にあるもので何とか生きていけるようになりたい。サバイバル力をつけたいといった感じです。
湯シャンは脱シャンプーとちょっと違う
結果湯シャン導入は現在全く問題なく言っています。ただしいろいろと条件はあると思っています。
まず湯シャンにしたからといって絶対にシャンプーしないかというとそんなことありません。必ずシャンプーするのは整髪量を使った日です。湯シャンだとまず落ちませんから。2時間くらいずっと湯シャンしていればもしかして落ちるかもしれませんが、そんな時間と余裕と水道料金払えませんからw
それから臭ってきたなと思ったらシャンプーすることもあります。ではどういう時かというと、運動した時や汗をかいた時です。こういう時であまり時間がなかったりするとシャンプーすることもあります。汗をかいたりすると頭かゆい状態になりますので、それを放置しておきたくないのです。
清潔の概念を変える
湯シャンをする理由はいろいろだと思いますが、基本は清潔な状態を保つということです。そしてこの時に重要なのが何をもって清潔とするか、ということです。どうしても現代人は洗いまくること、汚れを落としまくることが清潔であると思いがちですが、個人的にはそれは違うと思っています。
というのもシャンプーに限りませんが現代の石鹸やシャンプーは非常に洗浄力が強い。あまりに強すぎるために肌が痛んでしまいそれがまた新たな肌の悩みとなっているということが繰り返されているような気がします。これは洗顔クリームを使ってみて強く実感したことです。ニキビを治したいがために一生懸命洗いましたが、洗えば洗うほど肌が削られていく感覚でした。
肌には常在菌というものがあるといいます。そして人間はその常在菌と共生しているのです。菌と聞くと何か汚いもののように思えて、それこそ洗い流さなくてはいけないと思うかもしれませんが、人間はこういった菌なしには生きていけません。彼らが活動していてくれることによって健康も保たれているわけです。腸内細菌もその一つですよね。
だからこういった菌を過剰に洗い流さないほうがいいのではないか、と思っています。常在菌が適切な量いる。これが清潔という概念なのかもしれないと思っています。
湯シャンは危険だったかの結果
湯シャンが危険と言っている人は恐らくそれまでかなり強力なシャンプーを使っていたために、元々肌の常在菌のバランスが崩れてしまっていた可能性が高いです。そして毎日シャンプーだったり育毛剤だったりいろいろな外部からの刺激を与えることで何かしらのバランスを保っていたのでしょう。
そういった人がいきなりそういった刺激をなくし、湯シャンをすると様々な弊害が出てくることになります。それをもって危険とか、薄毛になるとか臭いとかいっているのではないでしょうか。
そういう意味ではいきなり完全に湯シャンに移行するのは危険でしょうね。自分の頭皮がどのようなバランスの上に成り立っているのか、を少し考えて見ましょう。
刺激が多い人ほど湯シャンにすると弊害が出てくる可能性がありますので、まず自分のシャンプーが刺激が強すぎないか、というところから始めてみてくださいね。